大腿骨周辺の骨折数が過去20年で2倍以上⁉︎予防・骨ケアには適度な運動・”ストレッチーズの圧” が効果的

女性のきれい健やか身体づくりをサポートしている運動指導者の茂木伸江と申します。
普段は、東京を拠点に対面レッスン・オンラインレッスン を通して全国の方と繋がり、
運動が苦手な方にも好きな方にも、その方のニーズにあった陸上〜水中エクササイズをお届けしています。
初めての方は、こちら

みなさん、骨の健康について考えたことはありますか?

女性は閉経後(大体50歳前後)、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減少することで
骨密度が低下しやすいです。
骨密度の低下が進むと、骨がもろくなります。(骨粗鬆症)
ちょっと転んだだけなのに、
ちょっと手をついただけなのに、
骨にヒビが入った、骨折したということは耳にすることもあると思います。

骨粗鬆症とは骨量(骨密度)が減る、または骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気を言います。いま現在、骨折や、腰・背中の痛みがなくても、骨が弱っていると骨粗鬆症と診断されます。
骨粗鬆症による骨折を起こすと寝たきりや認知症につながることがありますが、様々なケースで予防や治療もできる病気です。

骨粗鬆症財団より こちら

私事ではありますが、
2020年に公園でバドミントンをしていた時、アキレス腱断裂をし、縫合オペをしました。
オペ後は、3ヶ月間リハビリとなりましたが

リハビリ室行って、衝撃だったのは、
腕の骨折、特に前腕・手首の骨折をしている人が多かったと言うこと

その骨折は全て女性だったと言うことです。

この経験を通して、

骨密度・骨粗鬆症についての色々な書物・サイトで記載されている

「女性の方が骨折しやすい」と言うことは本当なんだなと思いました。

そして、今回、衝撃的なデーターを目にしました。
骨粗鬆症財団様のサイトからのデータですが(数字で見る骨祖しょう症より

  • 男性よりも女性の方が骨粗鬆症の人は倍以上
  • 骨粗鬆症は、女性60代5人に1人・70代3人に1人・80代2人1人
  • 1997年〜2017年(20年で)にかけて、大腿骨近位部骨折数は2倍以上
  • 大腿骨近位部骨折率(10万人あたり女性)東日本と西日本では西日本の方が2倍(西高東低)
  • 大腿骨近位部骨折後5年死亡率 51%
  • カルシウム摂取量(20歳以上女性)は推奨摂取量700〜800㎖に対して、498㎖

いろんな数字をピックアップしてみましたが、
みなさんが一番衝撃を受けるのはどの項目ですか?

私は、20年の間に『大腿骨近位部骨折数は2倍以上
というデータに衝撃を受けました。

自分の身体を自分で支えることが困難な方が増えているということです。
30年以上の運動指導に関わっていて、日々運動の指導をしていても
これだけ転倒をして骨折をしている人が増えているわけです。

そして、大腿骨近位部骨折をすると約50%の人が5年以内に亡くなっていると言うこと。

とても残念です。

これは、運動をすることで予防をすることができます。
また、骨密度の低下を緩やかにするために
運動は非常に効果的であると言うことです。

もちろん、食事のバランスも大切です!
カルシウムを摂る
カルシウムの吸収率を上げるためにビタミンDが大切…
ということはありますが、
今回は、運動が効果的な理由・どんな運動がオススメなのか?

お伝えしたいと思います。

目次

骨粗鬆症予防改善・骨密度を良好な状態!にする運動”ストレッチーズ”がオススメ

多くの方が骨粗鬆症の予防改善には、「適度な運動」が大切ということはご存知ではないでしょうか?

運動で体に適度な負荷をかけると骨芽細胞が活性化し、新しい骨を作る働きが促されますが、運動不足だと丈夫な骨が作られなくなります。

骨芽細胞とは?骨の形成に関わる細胞の一つ

骨の形成にかかる細胞は多くありますが、その中でも骨芽細胞は重要な役割を持つ細胞です。

骨芽細胞はコラーゲンを産生し骨の表面に分泌させます。
そこに骨の主成分であるリン酸カルシウムが沈着することで骨が形成されます。
骨芽細胞が活性化され、骨形成が促進されるため、骨密度が向上することが期待されます。

骨に適度な負荷をかける”ストレッチーズ”(strtch-eze®︎)

アメリカ生まれの伸縮性のある布”ストレッチーズ”をいうエクササイズツールを使って、
マットエクササイズを中心にレッスンをしています。


以前、ストレッチーズを定期的に実施している方から
「骨密度が上がった!」という声を頂きました。

これはなぜでしょうか?

伸縮性のある布という特徴が大きな影響を与えているのではないかなと思います。

この布を使って、様々なエクササイズをすると
動く度に様々な強さの「圧」が身体(骨)かかります。
一定の圧ではなく、様々な圧がかかることが
骨の刺激に良いということです。

そして、ストレッチーズの効果の一つは姿勢改善!美姿勢を作るのです!
身体の動きやすさも違います。

一般的に骨粗鬆症の予防・改善に効果的なのは、「ウォーキング」が多く取り上げられていますが、
良い姿勢・良いフォームで歩くことがより効果を引き出します!


悪い姿勢でのウォーキングは逆に怪我・不調に繋がり、継続も困難になります。

自宅でできるストレッチーズで姿勢改善し、全身運動となるウォーキングができると
骨の健康をつくる骨ケアは理想のスタイルと言ってもいいのではないでしょうか?

運動・栄養管理は毎日の積み重ね・習慣化が結果を生み出します。

いつもまでも、自分の足で好きなところに移動できる足腰の筋力・骨密度を作っていきましょう。

茂木が指導するストレッチーズエクササイズは、機能改善を目的にしたプログラムで構成されています。

機能改善のプログラムに興味のある方は、
NPO法人いきいき・のびのび健康づくり協会主催の機能改善体操の学びをオススメします。

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